素早い動きの中に垣間見るしなやかさがクールなフェンシング。
もっとかっこよく、もっと上手になりたいのなら、毎日の練習はとても大切。
自宅でも練習したい!という皆さんに今回は、「自宅でもできるフェンシングのトレーニング方法」をご紹介します。
どうしてトレーニングが必要なの?
どんなことでも教わったら復習する。これは必ず上達への近道に繋がるもの。
もちろん、フェンシングも同様です。
レッスンで習ったことを、自宅で思い出しながら練習しましょう。
剣を持っていなくても、細長い棒などを代わりに使ってのトレーニングも可能です。
基礎の動きを中心に自宅でもトレーニングを行えばこんなメリットもあるんです。
トレーニングをするメリット
- 相手の有効面を確実に突けるようになる。
- 細かい剣さばきができるようになる。
- フェイントをうまく使えるようになる。
トレーニングをすることで、結果、技の幅が広がり、戦略も立てやすくなります。
コーチ直伝のトレーニングのやり方やポイントを動画と合わせて紹介するので、さっそくトライしてみましょう。
自宅でできるトレーニング(手・剣操作編)
ここでは、剣操作のトレーニングを大きく3つにわけて紹介します。
剣操作1では、剣を持っていない方は、棒などを代用してみましょう。
※ちょうど良い長さの棒が無い場合は、鉛筆などの細長い棒を使って指を動かす練習をするだけでも、細かい指さばきのトレーニングになります。
各操作のポイントを意識してやってみてください。
剣操作1「指を使おう」
- 剣先を上にして剣を持つ
- 指を使って下まで行く
- 下まで行ったら上がってくる
ポイント①手をまっすぐに伸ばして剣を持つ
ポイント②ゆっくり丁寧に。できる人は丁寧に早く
剣操作2「剣を上手に操作しよう―1」
- 相手に剣を持ってもらう(剣が無い場合は、剣を持つ構えをしてもらいます)
- 相手の剣のガード付近を往復する
ポイント①ゆっくり丁寧に
ポイント②スピードに強弱をつける
剣操作3「剣を上手に操作しよう―2」
- 相手に剣を持ってもらう
- 相手の剣をたたく
- オンガードの状態に戻る
ポイント①剣をたたいてからしっかりオンガードに戻る
ポイント②指先を使って剣を操作する。腕で剣をうごかさないように。
どのトレーニングも限られたスペースでも無理なく行うことができる動きです。
一見、地味に思える動きですが、どれも基礎的な面で大切な練習なんです。
これをやればすぐに上手になれる!というわけではありませんが、こうした地道なトレーニングは必ず実を結ぶもの。
独りでできるものと、パートナーと行うものがあるので、まずは自分に合ったトレーニングから始めてみましょう。